インド旅行記〜⑨
こんにちは!
松山市のヨガスタジオ ルクルク
インド滞在中の続木彩瀬です^^
今日も朝から練習に行き2時間しっかり練習しました。
先生がたまにアジャストに来てくれるのでどこかへ飛んでいきそうな集中力をその場に戻し練習することができています。
改めて集中力の大事さに気付かされます。
1人で練習していて辛いのは体力よりも精神力。
日本の先生からはセルフプラクティスなら90分にすることを勧められているのですが、正直90分も持ちません。
今は2時間の練習も集中して行えていて、全く同じ内容の練習なのに呼吸の深まり方、体の柔軟性、筋肉の働きが全然違います。
練習の中盤に何年も苦戦しているアーサナがあるのですが、前半でしっかり体を使えているのでそこに辿り着いた時にはだいぶ良い状態になっています。
また、今の先生のアジャストメントがかなり的確で快適なので今までに見たことのない境地に連れて行ってもらえます。
まだまだ1人では難しいのですが、いつか1人でもそこへ行けるように練習を重ねていきます。
皆さん家でヨガをするときは10分でもいいので「集中」することをお勧めします。
忙しい現代では「~ながら」みたいなワードがありますが
~ながらでは効果はかなり薄くなりますので、やるならしっかり効かせていきましょう^^
お家ヨガもがんばってやってみてくださいね♩
とりあえずはマットを敷くところから。
カルマヨーガという生き方
今日はお友達の付き添いでまず果物屋さんにいきました。
40本のバナナと20個のリンゴにフルーツ、お菓子。
大量の果物を抱え、ある場所へ。
門をくぐり中へ入ると数人のインド人達。
そこは体の不自由な人の暮らすホームレスの施設だそうです。
続々とお盆を持って出てくる人たちに
バナナ2本とお菓子とフルーツを一つずつ。
セットにしてみんなに配りました。
この人は2人分。
ここは5人家族だから5人分。
合計20人以上の人全員に配り終えました。
ヒンドゥー語で話す彼らの会話は聞き取れませんでしたが
私が渡すフルーツを笑顔で受け取り、
Harih Om(インドでよく聞く挨拶) という言葉をかけてもらいその場を後にしました。
お友達にどれくらいの頻度で来るのか聞くとここは月に2回とのこと。
他の場所にも行くらしいです。
年齢は関係ないとはいえ私よりまだ若い彼の行動に頭が上がりません><
「グッドカルマだよ」と言いながらその友人と別れました。
カルマという言葉は「行い」という意味があります。
私たちは今「カルマヨーガ」のステージにいます。
良い行いをして、自分のすべきことをして、調和を生む生き方をする。
それがヨガの生き方です。
ヨガやインドと言って想像つくのがサンニャーシと呼ばれる世捨て人です。
分かりやすく言うと仙人のような人。
仕事を手放し、家を手放し、家庭を手放し、出家したような。
中々そんな風にはなれませんし、なりたいとも思えません。笑
20歳位~60歳位までは「グラハスタ」というステージに居て
仕事をしながら社会や周りに貢献していきます。
私たちは仕事をして、家庭を持ち、楽しいことも経験し、一般的な生活を送ります。
時には間違いをおかし、怒ったり悩みながらヨガを実践していくのです。
その中で大切な根本的なヨーガの部分。
日本語で言うと「良心」だったり「徳を積む」だったり似ているところがあると思います。
良い行いをすると良いことが返ってくる。
返ってこなくても見返りを求めない。
そして現代的に言うと自己肯定感という言葉がかなり流行ってるかと思います。
日本人の自己肯定感は低め・・・笑
ヨガでは自己肯定感を上げるには「与えること」が大切と言います。
自分が満たされようとしてどんなに自分にお金を使ったりご褒美をあげても本質が満たされることはないのです。
そこを理解し、誰かのために行動することがカルマヨーガの考え方です。
言うのは簡単。
実践は難しい><
谷戸先生のWSの時にもみんなで会話をしました。
良い行いをするのは良いことなのに、私たちは何故積極的にできないんだろう。
幾つかのワードが出てきましたが、
私が覚えているのは「人の目が気になる」でした。
インドを含め他の海外に言って感じることは、日本人に比べ誰も人の目を気にしていないということ。
日本では世間体を気にしますよね><
さて、私はこの土地に来て沢山の感動や経験、様々なものを頂いています。
では私はこの地に何を返せるんだろうか?
何を与えられるのだろうか?
そんな風に思ったりもします。
それは今、ココで、ではないかもしれません。
日本に返っての行動が一つ変わるだけかもしれません。
以前のブログでお寺に強引に?ドネーションを請求された話をしました。
また、外国人である私には貧しい子供からドネーションを求められます。
これもまた、複雑な気持ち。
谷戸先生に相談すると
「子供のドネーションは教育に良くないからしない方がいい」と教わりました。
・・・確かに。
それらの話をインドのお友達にも話すと
「お寺での請求は良くないね」と。
「ドネーションはあなたがしたいと思った時にだけしたら良い」
そう言ってもらい心が軽くなりました。
何ができるかわからないけど、私にできることをこの土地に残していければいいなと思います。
今日のお手伝いはとても貴重な体験でした。
カルマという言葉やヨガ哲学に興味がある方は
カテゴリーからヨガ哲学のブログを読んでみてくださいね^^
ホテルの工事は本当だったのか?
皆さん私は出国する前、
ホテルが急にキャンセルになって大変なんです~><
と言っていたのを覚えていますか?
インド行きを決めた時、だいぶ前から予約していたホテル1ヶ月分。
そのホテルが急遽「工事するからキャンセルしてくれ」と言ってきて、出国1週間前にキャンセルさせられてしまったのです。
慌てて別のホテルを予約し、今のホテルに滞在することになったのです。
1ヶ月の内の前半2週間を今のホテルで過ごし、後半を元の予約の場所で過ごす予定でした。
後半のホテルは安く個室をゲットできる理由から。
さて、インドに到着して数日経った頃そのホテルを見に行こうと足を運びました。
Google片手にホテルに向かう途中、すごい坂!!
これ毎日上り下りするのキツイな~と思いながらホテルに到着
レセプションで予約している旨と工事になったって聞いてるんだけど?と話すと
「え?工事?してないよ~!」
(・・・・・やっぱりか)
「あ、ちょっとペイントしてるけどね~」と壁塗り替え作業中
(なんの嘘だったんだ・・・)
文句を言っても仕方ないので、後半泊まるお部屋を見せてもらいました。
まぁ、リーズナブルな値段なのでこんなもんか。
窓もあるしテラスもあるし、大丈夫かな。
坂キツイけど・・・・
泊まるのはまだ先だったのでお部屋の確認だけしてそのままホテルを後にしました。
正直値段が高いが今のホテルは快適。
立地もよく、スタッフとも打ち解けて安心・安全を手に入れている私のオアシス・・・
一応このホテルに後半も滞在したらどうなるか値段をチェックする。
ううううーーーーん!!予算的に厳しい。
離れるの嫌だな~と思いつつ、新しい場所でも何か得られるものがあるかな~と移動するつもりでいました。
今のホテルに滞在して2週間が経とうとした頃、そろそろ引っ越しかぁと思いながらレセプションの人と会話する。
「チェックアウト〇日だよね~日本に帰るの?」
「いや、まだ2週間いるんだけど別のホテルに移動するんだ」
「なんで~ここに泊まればいいじゃん」
「私も本当はここに泊まりたい!しかしここは予算オーバーなんだ><」
そういうと長期滞在だから値引きしてあげると言って予約サイトよりもかなり下げた金額を提示してくれました。
それでも移動先のホテルに比べると高い、悩む・・・
そんな時、仲良くなってた同じホテルのフランス人親子。
彼女たちは翌日出発する予定でしたが、移動の電車の予約が取れず結局飛行機に変更しあと1週間同じホテルに滞在することにしたそう。
そして、ホテルの横にあるヨガ講師のお友達たち。
彼らに移動するか悩んでることを伝えると
「移動しちゃダメ!絶対ここに滞在して!僕たちはもうチームなんだから」と。笑
そうだよね~、せっかく仲良くなった彼らと離れるのは勿体無い。
(まぁ別のホテルに行っても会えるけどさ。笑)
そんなこんな、結局元々予約してあったホテルはキャンセルし、今のホテルに滞在することを決めたのでした。
お金より大事なものがここにある。
さて、出国前はホテルがキャンセルになって
もう!なんでキャンセルなの><
来週のホテルがない!急いで探さなきゃ><
そんな気持ちで見つけた今のホテル。
でも、今のホテルに泊まったからこそ出会えた素晴らしいお友達。
今の気持ちは「キャンセルしてくれてありがとう」笑
彼らと出会えたからこそ、今回の私の旅はより深いものになっていると思います。
「あ、私はここに運ばれて来たんだな」
そんな風に思います。
詳細は割愛しますが、
ハワイでヨガトレーニングを受けた時、スタジオをオープンした時、
本当に目には見えない力に押されました。
向かうべき方向に向いている時、風は後ろから吹いてくるのです。
一瞬(または長期に渡って)はトラブルや悩みに思えることも。
後になって思い返せばその経験のおかげで今の自分があります。
トラブルは欲しくないし、嫌な経験だってしたくない。
けどそれは私たちにとって必要なこと「宇宙からのギフト」だとヨガでは言います。
嫌なことを経験した時、誰しもがネガティブな感情を抱きます。
そこから少しずつポジティブな方へと感情レベルが上がっていくのですが、
「私はこの為にその嫌な経験をしたんだ」
そう思えた時、感情レベルはかなり高いところにあり人は成長する。
そんな話を聞いたことがあります。
私も過去に嫌な経験をしたことがあります。
年月が経つと共に感情は落ち着いていったものの、
根本では「そんなこと経験したくなかった」「いらなかった」と思っていました。
上記の感情レベルの話を聞いた時、その内容に表面的には納得していましたが、自分の中の本当の意味では腑に落ちていませんでした。
でも今回不思議と、
「私はここへ来るためにその経験をしたのかもしれない」
そんな風に思えている自分がいます。
過去の経験がなければ、ヨガもしてないし、食生活も好き放題、VEDAの学びに触れたりインドに来るなんて考えられなかったかと思います。
この地に来て、また少し私の内側にある何かが変化している気がします。
あなたの中にも経験したくなかったことはありますか?
もしかすると今はポジティブに捉えることはできないかもしれません。
しかし、前を向いて進んでいるといつかきっとその経験をギフトとして受け取れる日がくるはず。
ではまた。
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